福知山線衝突事故

起きると何やらニュースが騒がしい・・。
するとあのJR宝塚線福知山線)で列車衝突事故とか・・
ありえない・・。
とりあえず、通勤通学で使っている友人が向こうにいるので
片っ端から確認。
なんとか学生時代の友人は巻き込まれていませんでした、
そして通勤で新三田から大阪まで通っているネットの友人も
無事でした。


ちなみにネットの一人は通勤で快速電車に乗ろうとして階段を
急いで降りたが、目の前でドアが閉まってしまい、その列車が
行ってしまったので次の各駅電車を待っていた所、乗ろうとした
電車が事故に遭ったとか。運がいいと言うか、恐ろしいものです。
あと、事故にあった車両が207系電車というJR西日本でも比
較的、性能が優れモノの優良車両というのもショックでした。


カーブの先にマンションが建っているというのが事故を大きくし
てしまいましたね・・あの区間乗った事はあるのですが、スピード
をそこそこ和らげてまったり走る区間でしてあの衝撃からすると、
速度超過懸念があります。JR西日本ではJR東日本などと違い、
ATS−P型をそれほど設置してはいません。この線区はATS−
Sw型という、国鉄時代に存在していたATS−S型の改良タイプ
の保安装置を使っていますが、基本的な動作は変わらず、速度超過
を抑速する機能までは付いていません。


つまり、昔と同様で赤信号が出てれば列車が止まるが確認ボタンを
押す事でそれが解除される(Sw型はそこに解除をしても前の信号
が赤なら自動的に止まるようになっている)になっていますが、速度
に関しては全くの無関係です。
しかも、207系電車には最近の車両には必ず取り付けられている
速度照準装置がなく、(東海道緩行線用の2000番代には取り付け)
これではあとは運転士の裁量に任されてしまいます。以前にも福知山線
では区間こそ違いますが、速度超過で特急「北近畿」号が脱線事故
起こしており、早急に速度制限機構のあるATS−P型の導入が望
まれます。


なお、この区間ではこの快速電車の少し前に特急「北近畿」号が通過
しています。「置石の可能性もある」と発表されていますが、それな
らばこの列車の通過後すぐに誰かが線路上に石を置かねばならず、考
えにくいです。ただ、「北近畿」に使われている183系800番代
特急型電車と207系通勤型電車では床下構造が異なる事から、なん
らかの原因で床下機器が石に接触した可能性もなくはありません。


一刻も早い原因究明、そして亡くなられた方のご冥福をお祈りします。